夢は過去完了形
夢を念じるときには、既に叶ったこととしたほうがよいといいます。
「願いは成就しました。ありがとうございます・・・・・・」と念じるのです。
山﨑拓巳さんの『やる気のスイッチ』を読んでいましたら、もう少し進んだ考え方がありました。
「いつか家を建てたい」という夢はどうするか。
「とうとう家が建った」ではドラマチックすぎて、達成感がつきまとう。
「家を建ててから、もう2、3年は経つなあ」という、すでに落ち着いた、過去完了形の言葉に変換するのだ。
気持ちをこの状態にセッティングし、
「それはもう完了して、自分にとっては慣れ親しんだことなんだ」という架空の事実を心に馴染ませていくことで、欲しいものは向こうからやってくる。
山﨑拓巳著『やる気のスイッチ』より引用
過去形で終わらせるのではなく、過去完了にするというわけです。
こうすると、想像することは家ができたというところで終わらなくなります。
私も試しにいろいろ考えてみましたが、具体的な情景が見えないと過去完了にはできないのです。
家ができてそこにどんな家具が入っているのか、どんな生活をしているのか、家族はどうなったのか、庭にはどんな花が咲いているのか、というところまで想像ができないと、かえってもやもやしてしまいます。
夢を過去完了にすることは、夢をもっと鮮やかに、もっと具体的に描いてみるということなんだと思います。
気持ちが前向きになれない人はこの方法で想像してみてください。
参考文献:『やる気のスイッチ』 山﨑拓巳 (サンクチュアリ出版)
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