あなたの人格は常に周囲に向かって発信している
『7つの習慣』の、第五の習慣は「理解してから理解される」です。その中に次のような文章があります。少々長くなりますが、引用いたします。
(以下引用)
あなたの人格は常に周囲に向かって発信しており、長期の人間関係においては、相手はそこからあなたとあなたの行動を、本能的に信頼するかしないか決めているのである。
もしもあなたに一貫性がなく、熱したり冷めたり、怒ったかと思うと優しくなったり、あるいは私生活と公の生活とが一致していないような人間だったら、あなたに本当の気持ちを打ち明けることなど、とても私には出来ない。
(中略)
私があなたに心の中を打ち明けない限り、そして、あなたが私という人間や私の独自の状況や気持ちを理解できない限り、あなたは、私にどういうアドバイスや助言を与えたらいいのかわかるはずもないということだ。つまり、あなたの口から発せられる言葉がいくら正しく素晴らしいものであっても、私の状況には当てはまらないものになってしまう。
(以上引用)
自分の普段の行動は、すべて周りのから見られていて、この人を信用してよいのかどうか、見極められているのです。
人の前に立つときだけ、肝心なときだけ、よい行動をとればよいわけではないのです。
そういうときだけよく見えるように繕おうとすれば、二面性があることがはっきりと見えてきてしまうでしょう。
常にかちかちに、堅物(かたぶつ)になれというのではありません。
この瞬間、瞬間を、誠実に生きていくこと。
笑っているのも自分、ふざけているのも自分、遊んでいるのも自分、泣いているのも自分、怒っているのも自分、すべてが自分の生き方、自分の信念に基づいていればよいのではないでしょうか。
その表現のすべてが自分の人格であるのです。
瞬間を生きることによって、周りの方々がだんだんと自分を分かってくれて、自分のまわりに集まってくれて、ようやく少しずつ信頼をして頂けるのではないかと思います。
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参考文献:『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)
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