幸せになれる
小林正観さんの『この世の悩みがゼロになる』に興味深い話が載っていました。
世の中の99%の人は何かを手に入れなければ幸せを感じられないと思い込こんでいるそうです。逆に言えば、いま幸せになってはいけないと思いこんでいるということです。
残り1%の人たちは、いま自分がどれだけ恵まれていて、生かされているかに気付いた人で、「夢も希望もない」暮らしをしているというのです。
この人たちのように洗脳から解き放たれて、執着がなくなった人を「ほどけた人」と呼び、それが「ほとけ」の語源となったそうです。
かつて私も何かを達成できれば幸せになれると思っていたことがありました。
○○大学に合格すれば、幸せになれる・・・
○○会社に就職できれば幸せになれる・・・
○○万円のお金があれば、幸せになれる・・・
○○さんと結婚できれば幸せになれる・・・
○○の病気が治れば幸せになれる・・・
このように思っている限り、たとえそれが実現しても、次にかなえたい夢が出てきてしまって、永遠に切れない連鎖になってしまうのです。
地位も名誉もお金もある有名人が、詐欺事件に関わっていたという話を聞いたことがあります。私から見たら、十分に立派な人生を送っていて、何も足りないことはないだろうと思っていましたのに、本人は幸せではなかったのですね。
ものやことに執着をしないで、今が一番いいと思えることが大切なんですね。
参考文献:『この世の悩みがゼロになる』小林正観(大和書房)
素晴らしい本ですので是非ご参考になさってください。
関連記事