『「魚の釣り方」は自分で考えろ』を読んで
泉忠司さんの『「魚の釣り方」は自分で考えろ』を拝読いたしました。
空腹の人に魚を与えるよりも魚の釣り方を教えよ・・・・・・有名な説話ですね。
最近は時代の流れが早くなっているので、魚の釣り方を教えても、すぐに魚が釣れなくなる可能性があるそうです。泉さんは「魚の釣り方を自分で考える方法を教えること」が正解だと述べています。
この本には魚の釣り方を自分で考えることができるようになるための習慣やトレーニングなどが紹介されています。
例えば、新しいアイデアを構築するには日常のルーティンから抜け出すことが有効だそうです。
いつもと違う店に入ってみる。
いつもと違うメニューや見たことのないものを頼んでみる。
いつもと違うルートで駅まで歩く。
これらだって十分に日常のルーティンから抜け出す行為です。
思考パターンの固定化、つまり、ワンパターンな思考に陥る最大のわなは、毎日同じ生活を繰り返すことです。
『「魚の釣り方」は自分で考えろ』156p~157pより引用
東京に出張すると、私の泊まるホテルはたいてい決まっています。駅からの距離、近隣のお店の種類、ホテルの清潔度、宿泊料金などが自分の好みにあっているからです。安心して泊まれるホテルということです。
ただ同じホテルに泊まり続けていると、その他の街やホテルの状況が見えなくなってしまうことも事実です。
ときにはインターネットの宿泊サイトで初めてのホテルを探して予約しますが、面倒くさいな~と思ってしまう部分も少しだけあります。
本当に面倒くさくなってしまって、なんでもいいやと思ったら、自分も終わりだな、と思います。
新しいものに挑戦する気持ちは失わないようにしたいものです。
みなさまもご参考になさってください。
参考文献:『「魚の釣り方」は自分で考えろ』 泉忠司 (中経出版)
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