親切心とは

Hitoshi Yonezu

2012年10月28日 10:00

 いまは簡単で便利な世の中になったので、ほとんどの買い物は好きなものを自分でとってレジに持っていけば済んでしまいます。

 お店の方に相談しなくてはならない買い物は、私の場合はスーツくらいかな・・・・・・と思います。

 スーツは高いものですが、お店によって、販売員の方によって、だいぶ接客が変わってきます。特別なサービスを求めるわけではありませんが、熱心に対応してくれない方と遭遇してしまうと、がっかりしてしまいます。

 元ヤマト運輸会長の小倉昌男さんは、サービスがよいというのは、対応してくれる店員が「親切かどうか」が重要な判断基準になるはずだと述べています。
 サービスの内容が同じなら、親切で気持ちのよい接客をしてくれるお店で買いたいと思うのは当然のことでしょう。

 では、親切とはどういうことか。それは相手の立場に立って物事を考え、相手の要望を満たしていこうとする態度、姿勢である。笑顔で対応する、丁寧に説明する、間違いなくサービスを提供する、相手から要望が出る前に、それを察して行動する―。親切心があれば、自分がやるべきことが見えてくるはずだ。

        『小倉昌男の人生と経営』より引用


 当社もお祝い、ご法事、パーティーなど、お客さまと長時間打ち合わせさせていただくことが頻繁にありますが、すべてのスタッフがすべてのお客さまにご満足いただける段階にはまだ至っておりません。

 社会経験の少ない若者を、会社のルールだけで親切で気の利く人間に変えていくのは簡単ではありません。

 しかし、せっかく当社と縁ができたのだから、なんとか一人前のビジネスパーソンになってほしいと思います。

 ビジネスの場においても真剣に人間的な教育をしていかなくてはならないのだ、と感じています。 

  


 参考文献:
 『小倉昌男の人生と経営』 小倉昌男 (PHP研究所)
 

 参考ブログ:「にじみ出る気持ち」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e721109.html

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