社長の肩書

Hitoshi Yonezu

2012年09月23日 10:00

 社長のベンツを買うために働いている社員はいない・・・・・・・

 小宮一慶さんのご講演をお聞きしていると、耳にタコができるくらい聞くフレーズです。

 ベンツというのはもちろん比喩的なたとえで、社員は社長の贅沢のために働いているわけではない、という意味です。

 小宮さんの『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』より引用します。

 「社長」という肩書は、単なる役割です。人間が偉いから社長なのではありません。経理や営業の仕事があるように、社長という仕事がある。
 経理や営業と何が違うかといえば、社長のほうかが課せられている責任が重い。だから、他の人よりも給料が高い。ただ、それだけの違いです。

        『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』より引用


 社員からちやほやされていると、自分は偉い人になったのではないか、と錯覚しがちです。

 立派な社長はたくさんおられますが、私の場合は、会社の組織を維持するために社員が気を使ってくれているだけです。

 社長とは役割であるということ、忘れないようにしたいことです。

  


 参考文献:『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』 小宮一慶 (海竜社)
 

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