お客さまの立場

Hitoshi Yonezu

2012年08月28日 10:00

 小宮一慶さんの『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』より引用します。

 お客さまは、会社や経営者の金儲けには何の興味もありません。
 「お客さま第一」とは、会社は、いかなるときも、お客さま志向を徹底しなければならないということです。お客さまがいらっしゃるから、会社は成り立っています。もちろん、社員も株主もいなければ会社は成り立ちませんが、社員や株主を維持する源泉は、長期的には、お客さまからいただく利益以外にはありません。その意味で、「お客さま第一」は、会社を伸ばしていくための当然の原理原則です。

        『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』より引用


 会社や経営者が儲けることについてさまざまな議論がありますが、正しい方法で利益を稼いだのならば、私は何の問題もないと思います。

 ただ、利益が出たというのはあくまでお客さまの喜んで頂ける状態をつくった結果ついてきたものであって、最初から利益のために数字をつくっていくのでは、お客さまにはご理解を頂けないのではないかと思います。

 小宮さんが述べておられるように、お客さまは会社や経営者が儲けることに何の興味もありませんし、いくら借金があろうが、どんなにお金をもっていようが、会社側の事情はお客さまには関係のないことだからです。

 私は二か月毎に小宮さんのセミナーにお邪魔していますが、会社や経営者の金儲けにお客さまは何の興味もない、というところは耳にタコができるくらい繰り返し教えて頂いております。

 お客さまにとっては、商品、サービスを提供することで望む状態にしてほしいというのが、唯一のご希望だと思います。

 経営者として確実な営業をして地道に足元を固めていかねばならない、と自戒しております。

  


 参考文献:『こんな時代に会社を伸ばすたった一つの法則』 小宮一慶 (海竜社)
 

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