中国が凶暴になるとき
国境の問題が騒がしいですね。
これがヨーロッパやアフリカの国境で発生していたとしたら、おそらく戦争に突入しているのではないか、と思います。
先月、21世紀ニュービジネス協議会が主催して、中国問題評論家、石平(せき・へい)さんに長野にお呼びし、中国問題についての講演会を開催しました。
「中国問題に切り込む石平さんの講演会のお知らせ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1055643.html
石平さんのご著書『中国人の正体』より引用いたします。
日本人は中国の軍事的膨張に対して、「中国は凶暴だ」という言い方をするが、正確には違う。別に、中国人はいつも凶暴なわけではない。利益になるなら凶暴になり、利益にならないなら凶暴性を引っ込める。中国人にとっては、怒り、暴力といったことも、利益最大化ののための道具でしかないのだから。
中国は対外政策においても、国家の利益を最大化するために、利用できるものは何でも利用し、邪魔になるものは排除していく。ほかの国でも国益は追及するが、同時に国際ルールを守り、国家間の信頼を重視する。しかし、中国はそんなものは無視し、自分たちの利益だけをとことん追い求める。それが典型的にあらわれているのが、中国の対日外交というわけだ。
『中国人の正体』より引用
石さんの講演会で印象的だったのは、外交を担当する人(例えば外務大臣)を「大阪のおばちゃん」にすればいい、というものでした。
石さんの義理のお母さまはいわゆる「大阪のおばちゃん」だそうで、具体的なことは教えてもらえませんでしたが、とてもすごい人とのことで、彼女を外務大臣にしたらいい、とまでおっしゃっていました。
もちろん半分は冗談ですが、日本の外交にはその側面が求められているという意味です。
「大阪のおばちゃん」がどういう意味なのか、だいたいお分かりかと思います。
中国は日本とは全く違うフレームワークをもっている国ですから、そのことをよく理解したうえで、日本国政府には上手に外交をしてほしい、と切に願っています。
参考文献:『中国人の正体』 石平 (宝島社)
参考ブログ:
「『中国人に負けない7つの方法』を読んで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1061813.html
「『中国人の正体』を読んで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1007694.html
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