会社が終わってからの時間

Hitoshi Yonezu

2012年08月12日 10:00

 土光敏夫さんの『[新訂]経営の行動指針』より引用いたします。

 会社での八時間を懸命に働くのは、あたりまえである。あたりまえでないのは、会社が終わってからの時間をどう過ごすかである。
 
 バブソンという人が、過去百年間に世界の実業界で活躍した人びとを調べて「その人々が成功した要因は、彼らが例外なしに、会社が終わってからの時間がたいせつだと思っていた点に求められる」といっている。つまり成功の要因は、会社での時間中になく、私生活での時間中にあるというわけだ。

              土光敏夫著 『[新訂]経営の行動指針』より引用


 仕事が終わると一直線に遊びに行ってしまう方は今でも結構多いように思います。

 毎日暑いので、一刻も早く解放されたいという気分になります。

 お客さまから「今日はもういいよ、いこうよ!」という景気のよいお誘いを頂くと、バブル景気のときのことを思い出します。とりかかっている仕事を投げ出してついていきたくなってしまいます。

 若いころの私は消防団には入りましたが、JCには入りませんでしたので、普段飲みに行く機会もなく、お客さまや先輩から飲み会などに誘われても、ほとんどお断りしていました。少し堅すぎたと思います。

 付き合いが悪くては信頼関係も生まれないことをお客さまに教えて頂いて、段々とご一緒させて頂くようになりました。

 ゴルフもだいぶ誘って頂きましたが、結局やりませんでした。私は土日も仕事ですし、父もゴルフをしないのでその影響もありました。

 お酒も、ゴルフも、その他のさまざまな遊びも、後悔することなく楽しいと思えるなら、または人生に役立つなら、どんどんやった方がよいと思います。

 家族やお子さんと遊ぶ時間も大切でしょう。

 やりたくないのに流されて付き合うのだけは気をつけなくてはいけません。

 このブログは8月6日の上田大花火大会が終わった夜10時、会社に一人残って書いています。 
 
 さて、これが終わったら何をしようか・・・・・・と。

 

 参考文献:『[新訂]経営の行動指針』 土光敏夫 (産業能率大学出版部)
 

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