好きなことを仕事にする
竹中平蔵さんの『竹中式イノベーション仕事術 「楽には生きられない日本」で闘う12の力』からの引用です。
アメリカの大学の留学生が世界的な大企業トップ100社のCEO(最高経営責任者)にアンケートを行ったそうです。
興味深いのは、その中の質問のひとつとして、「あなたはなぜ成功してCEOになれたと思いますか」というのがありました。最も多い答えは何だったでしょうか。それは、「自分の好きなことを仕事に選んだから」だったそうです。つまり、本当にやりたいことを明確にして、それを職業ににすれば自ずと積極性を発揮し「熱心力」が身につく、ということでしょう。
『竹中式イノベーション仕事術』より引用
本当に好きなことを仕事にすることができたら、仕事に熱心になれますね。
ただ、若いときには自分の好きなことや、自分が得意なことというのは、自分でもよく理解できていないのです。
自分に合いそうだという会社に入れたら、その会社の中で自分の好きな仕事や得意な仕事を探していけばいいのではないかと思います。
どうしても自分に合う仕事が見つからなければ、転職してやり直すという手もあります。
ロシアの作家、ゴーリキーの『どん底』には次のような一節が出てくるそうです。
「仕事が楽しければ、人生は極楽だ。仕事が義務なら、人生は地獄だ」
会社の経営者としても、部下がその適性にあった仕事を担当して、活き活きと働いている姿を見るのはうれしいです。
参考文献:『竹中式イノベーション仕事術』 竹中平蔵 (幻冬舎)
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