『相場の波動はシンプルに読め!』を読んで

Hitoshi Yonezu

2012年07月18日 10:00

 菅下清廣さんのご著書『相場の波動はシンプルに読め!』を拝読いたしました。
 
 この本はチャート分析と算命学を元とした「サイクル理論」で、経済の未来予測の方法を教えてくれます。

 チャートも算命学も過去のことから将来を導き出す手法で、私にはよく分かりません。ただ今までの菅下さんのご著書を拝読する限り、不思議ですが予測が当たっている部分が結構あるのです。

 この本は2012年3月に発行されています。4カ月近くが経過してから読んだのですが、株式相場の大まかな流れやユーロ金融危機の方向性などはおおよそ外してはいないと思います。
 野田首相の増税法案についても党が分裂状態になって大混乱を起こすというところまでは当たっています。

 アメリカの大統領選については、オバマ大統領の再選を予測されています。

 これから何に投資をしたらいいのかという部分では、徹底的に逆張り戦略をとっておられて、ベンチャー企業、ヨーロッパの国債、欧米金融株、コモディティ市場、新興国の通貨などをあげておられます。

 「人のゆく裏に道あり花の山」という相場格言がありますが、菅下さんの紹介されているもののほとんどはリスクの高いものですから、よく考えてご判断ください。

 私は相場師ではありませんが、日本や世界の金融、経済の流れがどうなっていくのか、政治がどう変わるのかということについては大変興味があります。ビジネスや人生に活かすため、さまざまな識者の意見を学ぶようにしています。

 みなさまもご参考になさってください。  

  


 参考文献:『相場の波動はシンプルに読め!』 菅下清廣 (小学館)
 

 参考ブログ:
 『2011年の衝撃!』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e773281.html

 『新しい富の作り方』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e631873.html

 「日本人のホスピタリティー」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e901164.html

 「混沌とする世界」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e901851.html

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