掃除は修行

Hitoshi Yonezu

2011年07月20日 10:00

 「つらいなあ、きょうはいややなあ」と思っても、やらないといかんわけや。雨が降ろうが槍が降ろうがやるというところまで、強いものをもたないとあかんな。都合のいいときだけ出よう、天気のいい日だけ出ようというのであれば、修行にならない。
 掃除をするということは、修行なんや。修行というのは、大切なものである。修行を捨てるのは、宝を捨てるのと一緒や。その怠け心は君、戒めないといけない。

          松下幸之助[述]『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』より引用


 松下政経塾では、毎朝の清掃が日課となっているそうです。

 掃除というのは、やらなくてはいけないもの、と思っていると、やりたくない、後にしよう、という気持ちが出てしまいます。

 私も昔は掃除は「やらなくてはいけないもの」と思っていました。

 いろいろな経営者の皆さまのお話を伺うなかで、掃除は価値のある活動なんだなあ、と分かるようになってきました。
 ある会合でお会いした立派な経営者の方が、ボランティアで毎週公衆トイレの掃除をしている、とおっしゃったのには、大きな影響を受けました。

 私はそこまでは出来ておりませんが、社内の掃除には進んで取り組んでいます。

 松下幸之助さんのおっしゃるように「掃除は修行」と思えば、やる気がでます。

 

 参考文献:『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』 松下幸之助[述] (PHP研究所)
 

関連記事