実行と反省
『松下幸之助 成功の金言 365』の6月25日の節より引用します。
仏教徒の方々の生活態度は、朝に礼拝、夕べに感謝といいますが、われわれ日々仕事に携わる者も、朝に発意、昼は実行、そして夕べに反省、こういう日々をくり返したいということです。同様に、毎月、毎年の初めに発意、終わりは反省。そして、五年たったら、その五年分を反省する。そうすると五年間に実行してきたことのうち、よかったこと、よくなかったことがある程度わかってくると思います。
『松下幸之助 成功の金言 365』 6月25日の節より引用
朝に発意、昼は実行、夕べに反省・・・
PDCA(Plan,Do,Check,Action)のマネジメントサイクルに似ていますね。
松下幸之助さんは、PDCAなんていうかっこいい言葉が知られる前から、マネジメントサイクルを回していたということになると思います。
一日毎に反省するというのは昔っぽくて、いまのビジネスのスピードでしたら、一日毎ではなくて、もしかしたら一時間でPDCAが回っている場合があるかもしれません。
少しほのぼのとした感じがしました。
逆に、五年分を反省するというのは、新鮮に思いました。
五年単位で考えることはなかったからです。
この五年間、自分は何をしてきたのか・・・
いま、頭の中でさっと思い出しましたら、失敗も成功も、いろいろなことがありました。
松下さんのおっしゃるように、よかったこと、よくなかったことを整理して次につなげていきたいことだなあと思いました。
参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
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