会社は学校
地震で被災されました全国の皆さま、およびご関係の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
4月1日から、多くの若者が新入社員として、企業や組織の扉をたたいたことでしょう。
新卒といっても、災害や不景気のために就職できない方がたくさんおられます。また、正規に就職せず、自らフリーターの道を選ぶ方も多いと聞きます。
私は、バブル経済の末期、平成2年に社会人になりましたから、誰でも就職ができる時代でした。その頃のことを思い出すと、今は隔世の感があります。
『松下幸之助 成功の金言 365』の4月3日の節より引用します。
ぼくは、会社というもの、あるいは社会というものは、人間なり人生について教わる学校だと考えてみたらどうかと思うのです。
この学校にはいろいろな人間がいて、さまざまな人生模様がくり広げられている。学ばなければならないことは無限にある。
そう考えれば、人生を学び人生を探求するために、何にでもすすんで取り組もう、吸収していこう、そういう意欲も湧いて、日々楽しさも生まれてくるのではないでしょうか。
仕事に就けない若い皆さんは、本当に不安な気持ちでおられることでしょう。
いまは国家の非常時で、正常に戻るまでしばらく時間がかかります。希望する就職先については柔軟に考えて頂いて、それぞれの若者に合いそうな就職先があるとよいのなあ・・・と考えております。
フリーターを選んだ方も、松下幸之助さんのおっしゃるように、会社で学んでいこうとする意欲が少しでもあれば、必ず光が見えてくることでしょう。
社会人になったばかりの皆さまの活躍を期待しております。
被災されている皆さまには、一刻も早く平和が戻りますことを心よりお祈りいたしております。
参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
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