新しい目
地震で被災された皆さま、および関係の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
お亡くなりになった皆さま方には、謹んで哀悼の意を表し、御冥福をお祈りいたします。
危険を顧みず身を挺して、救助活動や原発問題に対応してくださっている消防や自衛隊、電力会社、ボランティア、その他関係の皆さまに感謝を申し上げます。
成長経済から成熟経済への移行しようとするこの時期に、ありえないような大きな災害が発生し、日本は歴史上の大きな転換点を迎えているのではないか、と感じています。
2011年を折り返しとして、日本には次の時代が来るのではないか・・・そんな想いが脳裏をかすめています。
いまこそ我々は頭を切り替えていくときだと思います。
『松下幸之助 成功の金言365』3月22日の節より引用いたします。
人間というものは、ともすれば一つの考えにとらわれがちである。特に過去の常識とか通念というものからなかなか離れられないものである。しかし、時代は刻々と移り変わっていく。きのう是とされたことが、きょうもそのまま通用するとは限らない。
だから、指導者は、過去の常識、固定観念、そのほか何ものにもとらわれることなく、常に新しい目で物事をみていくように心がけなければならない。そして、そのとらわれない心で次々と新たな発想をしていくところに、進歩も発展もあるのだと思う。
見慣れたものが変わってしまう、昨日の常識を捨てていく、というのは実際には本当に大変なことだと思います。
私は、これから、いままでとは違う世の中になっていくかもしれない・・・よい世の中にしよう・・・という覚悟をもちはじめようと思っています。
松下幸之助さんの言葉がいま、生きてきます。
被災されている皆さまに一刻も早く平和が戻りますことを心よりお祈りいたしております。
参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
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