悩むのをやめる
この度の東北地方太平洋沖地震で被災された皆さま、および関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
お亡くなりになった皆さま方には、謹んで哀悼の意を表し、御冥福をお祈りいたします。
デール・カーネギーの『道は開ける』は、世界中であまりにも有名な自己啓発書です。
私の手元にある本は、20代のころに購入したもので、1992年12月発行の第四版第四十刷です。いまは新装版になっているそうです。
どのくらい多くの方がこの本を購入し、頼りにしてきたのでしょうか。
英語での題名は、 "How to Stop Worrying and Start Living"ということですから、「悩むことをやめて幸せに生きる法」というような意味合いでしょうか。
この本から、「ウィリス・H・キャリアの悩みを解決するための魔術的公式」をご紹介します。もし悩みの種を抱えているのなら、次の三つのことをやってみるべきだそうです。
一、「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること
二、やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
三、それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。
当たり前といえば当たり前のことで、皆さまも頭ではよく分かっていることだと思います。
私は20代のころは悩みだらけだったので、この本を読んで、どうしたら悩みがなくなるのだろう、と考えすぎるくらい考えていたのを思い出しました。
被災地におられる皆さまは、目前に、たくさんの悩みがおありだと存じます。どうかお気をしっかりおもちになって乗り越えて頂きたいと思います。
一刻も早く平和が戻りますことをお祈り申し上げます。
参考文献:『道は開ける』 D・カーネギー (創元社)
関連記事