一日一回

Hitoshi Yonezu

2011年03月05日 10:00

 「もし君が素直な心になってものを見ていこうと欲するならば、毎日、朝起きたときに、きょうも素直な心で物事を見ていこう、対処していこうということを、神様に向かってでもいいし、仏様に向かってでもいいから、あるいは、そういうものなしに自分の心にそれを言って聞かせても、それはどうでもいいけれども、とにかく一日一回はそういう気分になることだ」


                  『松下幸之助 成功の金言365』 3月5日の節より引用

 
 松下幸之助さんは、宗教的な儀式をすすめているのではなく、祈りの時間といいましょうか、内省する時間といいましょうか、自分自身に言い聞かせる時間をもつことを言っておられるのだと思います。

 松下さんは、素直な心で物事を見ていこう、と誓うのですが、仏壇なり、神棚なり、太陽なり、何か象徴的なものに向かい、目をつぶって祈る姿を私は想像しました。

 自分の幸せや成功、願いの成就を祈るのではなく、自分に対して自分の行動を誓うのです。
 
 宗教でも、迷信でも、神頼みでもない、ただひたすらに心に語りかける時間が人生には必要ではないでしょうか。
 
 松下さんが祈りの時間をとっていたということに、偉大さを感じました。   

 

 参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
 

 
 第三回上田ビジネス読書会のお知らせです。
 
 平成23年3月16日水曜日 午前6時半より、上田市のささやにて開催します。課題図書は冨山和彦著『挫折力』です。この本は、立場によって反論異論も出る本だと思いますが、あえて取り上げました。
 年齢男女問いません。難しい話はしません。課題図書について、共感できるところ、納得できないところなどをお互いに話し合い、理解を深め、人生に役立てていく会です。詳しくは右のお知らせ欄をご覧ください。
 現在の参加者は5人(うち1人は女性)です。
 御連絡は右の「オーナーへメッセージ」から、私にメールをください。

 ご参加お待ちしております。
 
 参考ブログ:
 「『挫折力』を読んで」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e676108.html
 「第二回上田ビジネス読書会開催しました。」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e668222.html

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