長崎くんちを観て
長崎くんちは、長崎の氏神、諏訪神社の秋季大祭で、毎年10月7日、8日、9日に開催されています。
旧暦の9月9日に行われていたことから、「くにち」→「くんち」と呼ばれるようになったのが由来だそうです。
諏訪神社の氏子にあたる長崎市内の各町が、だしものと呼ばれるさまざまな演目(奉納踊)を奉納します。
籠町の蛇踊り
諏訪神社のさじきに集まった観客です。次のだしものをいまかいまかと待っています。
奉納踊は諏訪神社をメインとする市内四カ所の本場所と、だしものが練り歩く市内各地で見学することができます。
八坂町の川船
オランダやポルトガル、中国など異国の文化の影響を受けたダイナミックなだしものです。
観客は、「もってこーい、もってこーい」(アンコールの意)の掛け声で、お祭りを盛り上げます。
信州で見られるような純和風のお祭りとは随分変わっています。異国情緒たっぷりな奉納踊りを観ていたら、自分はどこにいるのだろう?という不思議な感覚にとらわれました。
残念ながら時間の関係ですべてを見ることができませんでした。
江戸時代、日本にとって海外への唯一の窓口だった長崎という街の文化を強く感じられるお祭りです。
参考:ウィキペディア:『長崎くんち』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E3%81%8F%E3%82%93%E3%81%A1
『長崎くんち公式サイト』
http://nagasaki-kunchi.com/
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