仕事は勝負
仕事というものは勝負である。一刻一瞬が勝負である。だがおたがいに、勝負する気迫をもって、日々の仕事をすすめているかどうか。
松下幸之助『道をひらく』より引用
松下幸之助さんは仕事を勝負だとおっしゃっている。
会社の経営も、経営戦略というように、戦略・・・つまり戦争の考え方から来ているのである。
私は幸いなことに戦争に巻き込まれた経験はないが、もし世の中が戦争状態だったらどうだろう。
外に出たら、前後左右周りを伺いながら、空を見上げながら、相当用心しなくてはならない。自軍の状況、敵軍の状況をよく把握して、攻める時には一気に攻めていくだろう。
そういう緊張感を仕事の中でもてるだろうか。
松下さんは、昭和40年代に一刻の油断もならぬ状態とおっしゃっているが、今はもっと緊迫した状態ではないか。
昨日と何も変わることなく、ぼーっと仕事をしているようでは、緊張感は生まれてこない。
自分の精神をみつめ、今のままでよいのか?と気持ちを切り替える時間をもちたい。
参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
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