「ライフログ」について書かれた『人生は1冊のノートにまとめなさい』という本をご紹介したことがあります。
『人生は1冊のノートにまとめなさい』を読んで(2010年12月7日)
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e619420.html
「ライフログ」とは自分の人生で起こったことや見聞きしたことを記録することです。この本では、手書きのノートを使って「ライフログ」をまとめることが提案されていました。
それから一年、今日ご紹介する五藤隆介さんのご著書『たった一度の人生を記録しなさい』では、ライフログを手書きのノートではなくてスマートフォンを使って記録せよ、といいます。
アナログライフログ(手書きのノート)に対して、デジタルライフログというわけです。
スマートフォンを使って打ち込んだメモや撮影した写真をできる限り効率よくエバーノート(Evernote)というクラウドサービスへ保存していきます。
この本には具体的なアプリや方法が紹介されていますが、これらの方法を使えば、かなり簡単に記録を残せるようです。
エバーノートに保存されたデータは、インターネットに接続できるところならばどこでも見ることができますし、探したい情報を検索することもできます。
では、何のためにライフログを記録するのでしょうか?
基本的には日記を書く目的と同じだと思います。
五藤さんは、ライフログは後で見直さなければ意味がないといい、次のように述べています。
そして、何度も見たり聞いたりするということは、擬似的に何度も体験をするということです。同じ体験を繰り返すことで、その体験がより確固たるものになるだけでなく、同じ体験を繰り返すことは、その体験をさまざまな視点から捉えることにもつながります。
『たった一度の人生を記録しなさい』より引用
記録をとっていると、後から見返したとき昔の考え方や感情が浮かんできて懐かしいですし、自分の成長(あるいはマイナス成長)を感じることができて、なかなかよいです。
ブログもライフログの一つだそうです。過去のブログは自分を見つめる重要な記録です。ブログを自動的にエバーノートに取り込む仕組みを使うと、ブログと他のライフログがつながり、より有効な記録になるように思います。
手書きに慣れていると、記録をクラウド上だけにするという決断には勇気がいりますが、とても便利そうなのでやってみたい気持ちもします。
クラウドの場合はノートと違って隠すとか一部だけ出てくるとかいうことはないので、もしも自分が死んだときには、IDとパスワードがばれると、人生のすべてが見られてしまいますね・・・・・・(まあ誰も私には興味はないでしょうが)
後で見るために記録をとるのです。そのときに楽しい内容にしたいですね。
みなさまもご参考になさってください。

参考文献:『たった一度の人生を記録しなさい』 五藤隆介 (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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