遅刻することは

2011年09月13日

 一つひとつの時間の積み重ねが、人の一生である。したがって、ちょっとの間でも、それは紛れもなく「生命」の一部であるということができる。
 そのように考えていくと、約束の時間に遅れることは、待たせた人の生命の一部を奪ったのと同じことになる。そうすると、時間泥棒というよりも、もっと厳しく「部分的殺人」の罪と断ずることもできるのではないか。

                山﨑武也著 『人望の研究』 より引用


 時間にゆるい組織は、すべてにおいてゆるいと判断されてしまいます。

 私は昔、社会的経験の少ない10代から20代の若者と仕事を始めたときに、時間を守ることの大切さを教えるのに大変苦労しました。

 彼らには1分や2分の遅刻は問題はない、という考え方が浸透してしまっていたからです。
 
 時間にゆるい人は、すべての行動がだらだらになってしまいます。

 いまでは日常の仕事の中での遅刻というのは滅多にありませんが、ときには遅い行動がもとでお客様にご迷惑をおかけしてしまうこともあります。もっと厳しくしていかねばならないと日々反省しております。

 山崎武也さんは1935年生まれのビジネスコンサルタントで、仕事術や人生論などでたくさんの著書がある方です。

 冒頭にご紹介しました『人望の研究』は、人望を築きあげるにはどうしたらよいか?をいろいろな角度からまとめたものです。
 4年くらい前に知人から勧められて購入し、家に積んだままになっていた本です。
 一般的なことが書いてあるのだろうなと思いながら、あまり期待せずに読み進めましたが、私には多くの気付きがありました。

 時間に遅れることは「部分的殺人」だとまで述べているのには驚きました。

 最近、あまり面識のない人に、約束を二度続けて当日直前にキャンセルされて、理由も不明で、少々気分が悪くなっておりましたが、まあまあここは抑えよう・・・と思っていました。

 しかし、「部分的殺人」とまで言えるのなら、気分が悪くなるのも仕方ないな・・・・・・とひとりで納得しておりました。

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 参考文献:『人望の研究』 山﨑武也 (PHP文庫)
 


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