ドラッカーの「卓越性」

Hitoshi Yonezu

2012年02月04日 17:00

 昨日のブログでは佐藤等さんの『実践するドラッカー」[思考編]』より、「何によって憶えられたいか」というドラッカーの問いをご紹介しました。

 人に憶えられるためには、人との明確な違いを出していかねばなりません。

 違いを出すものとは何か?

 佐藤さんの『実践するドラッカー」[思考編]』には、次のように書かれています。

 「何によって憶えられたいか」。この問いが、ドラッカー教授が常々いう「強みを生かし、卓越性を磨く」ことに通じているのは、間違いありません。
  
              『実践するドラッカー」[思考編]』より引用 
  

 卓越性を追求するプロセスは三つあるそうです。

 ・卓越性を得る分野や能力を決めること
 ・それを獲得するために、時間やエネルギー、お金などを集中させること
 ・卓越性を究めるために自分の強みを徹底的に利用すること

               『実践するドラッカー」[思考編]』より引用



 「あの人は違う」と周りの人が認め始めたときが、卓越性が生まれる瞬間だそうです。

 卓越性を発揮するためには、徹底的に自分に厳しくして、生活を変える覚悟で強みに集中していかねばならないでしょう。

 ドラッカーの言葉を理解したという段階から、実際に行動に移していくところが最も大変なところだと思います。

  


 参考文献:『実践するドラッカー」[思考編]』 上田惇生[監修] 佐藤等[編著] (ダイヤモンド社)
 

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