さんきゅう
「社長!なんかごちそうしてくださいね!わたし、"さんきゅう"だから!」
帰社しましたら、うちの従業員の女性がにこにこしながら、私に声をかけてくるのです。
(さんきゅう??? 産休!!! そうか!彼女は二人目のお子さんを生むのか・・・)
と思いました。
「おめでとう。いつ生まれるの?」
と聞いたら、
「違いますよ~もーっ!簿記の三級に合格したんですよ!」
と言います。
(あっ、そういえば、彼女は、ずっと簿記の勉強をしていたんだよな・・・受かったんだ!)
と気がつきました。
声に出して頂ければ分かりますが、「産休」と「三級」はアクセントと発音がまったく同じなんです。
彼女はよく私に叱られているので、今回ばかりは私を少々からかってやろうと思ったのでしょう。私もすっかり勘違いしてしまいました。
10年前でしたら、私は抜かりなく、こういう勘違いもしなかったでしょう。
最近では少々とぼけることもあり、その方が楽しいかな、と思うようになりました。
何をおごってもらおうか、とうれしそうな顔をしているその女性を横目に、私は、
「面白い話題を提供してくれて、サンキュウ!!!ブログに書くよ・・・」
と心の中でつぶやいておりました。
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