仕事を楽しむ
仕事ができる人は、仕事を楽しむ。すべてが面白いわけではない。決まりきったこともしなければならない。決まりきったことは山ほどある。ピアノの巨匠は毎日三時間以上弾く。面白くはなくとも弾かなくてはならない。面白くはなくとも、四十年経ってもさらに進歩していることを実感する。あるピアニストは「指に命が宿るまで」といった。決まりきったことでも楽しむことはできる。
『ドラッカー365の金言』 6月26日の節より引用
いつものごとく、ドラッカーの訳文は、分かりやすそうにみえるのに、分かりずらくて難解ですね。
もう少し分かりやすい文章にならないものだろうか・・・といつも考えてしまいます。(いちばんの原因は私の能力不足でしょうが・・・)
決まりきったことでも、やり続けることによって楽しくなる・・・
ピアニストの指に命が宿るように、私も、例えば掃除をする手の先に命を宿らせる・・・
この場所の掃除なら、自分が最も上手で、最もきれいにできる人間であるように・・・
ここを使う人が喜んでくれることを想像して・・・
こう考えれば、どんなルーティンワークにも喜びが生まれるのではないかと思います。
仕事のほとんどは「決まりきったこと」だと思いますが、
その先にあるものを想像できるか?
そこに命をこめられるかどうか?
心がけたいことです。
参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
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