すでに起こった未来を確認する

Hitoshi Yonezu

2011年01月02日 10:00

 事業を行なう者にとって重要なことは、「すでに起こった未来」を確認することである。社会、経済、政治において重要なことは、「すでに起こった未来」を機会として利用することである。それらの変化を認識し、分析する方法を開発することである。
       
 
              『ドラッカー365の金言』1月2日の節より引用



 すでに起こった未来を確認する・・・市場にすでにあらわれているトレンドを確認することです。

 事業をしていると、会社の内部的なことや、外部といっても直接関係のあるお客様やお取引先のことばかりが気になります。

 自分の近くのことばかりに右往左往しているうちに、市場や環境は静かに、かつダイナミックに変動しています。

 日本においては人口問題、とりわけ少子高齢化と人口減少が、経済、社会に大きな変化をもたらしています。

 「人口減少=需要の減少」という図式は、今もこれからも避けては通れない道です。

 明治維新から高度成長、バブル崩壊までは、「人口増加=需要の増加」を経験してきたわけですから、現在の人口減少をそのまま受け入れていけば、その裏返しの結果となります。

 景気がよくなってほしい、と心から願いたいですが、願っているだけでは、空しい結果となるでしょう。
 
 すでに起こった未来を見極め、次への挑戦を怠らないようにと、自分を戒めたいと思います。

 参考ブログ:「すでに起こった未来」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e382212.html

 

 参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
 

 
 ビジネス読書会開きます!ご参加お待ちしています
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e623163.html

関連記事