目標は絶対のものではない
目標は絶対のものではなく、方向を示すものである。命令されるものではなく、自ら設定するものである。未来を決めるものではなく、未来をつくるために資源とエネルギーを動員するためのものである。
『ドラッカー365の金言』 11月14日の節より引用
ドラッカーは、目標の使い方は、航空便の時刻表や飛行計画と同じだと述べています。
航空便には決まったスケジュールがありますが、到着空港が吹雪なら、出発空港に戻るか近隣の空港に変更しますし、巡航する予定の高度に乱気流があれば、高度を上昇させます。
最初に決まっていたスケジュールをむやみに、がちがちに守っていったら、大変なことになります。
これと同様に、当初立てた目標に向かって業務を遂行していった結果、現実から乖離していることに気が付いたら、目標の見直しが必要です。
怠惰にしていて出来なかったから目標を下げるというのは、もちろん問題外です。
このところ毎日、担当マネージャーとともに、人事考課面談を行っています。
ほとんどの社員が自分のたてた目標を実現してくれていましたが、目標未達成の社員もいて、途中でどういう気持ちだったのか・・・見直しが必要だったのではないか・・・と考えておりました。
参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
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