きのこ汁
先日、出張の帰り道、峠の道のお店をのぞくと、いろいろな雑きのこが並べられていました。
毎日お買いものをされている女性の方は飽き飽きしているかもしれませんが、私はスーパーやデパートの食品売り場を見るのが好きで、国内でも海外でも食品のお店があると、どんなものを売っているのか、興味深くて仕方ありません。
その店で、初めて見るようなたくさんの雑きのこを眺めながら、そういえば、今年はまだ雑きのこを食べていないなあ・・・と思いました。
よし、家できのこ汁をつくろう!と意欲がわきました。
りこぼうとくりたけを買いました。お店のおじさんに、りこぼうはゆでてから洗ったほうがよいと言われました。くりたけは先にゆでなくてもいいそうですが、山のものですから安全のためには少しゆでてもいいと思います。洗いすぎると、かさが粉々になってしまいます。
自己流の男の料理です。
昆布と煮干しでだしをとり、そこに、ゆでて洗ったりこぼう、くりたけを入れ、加熱していきます。スーパーで買ったなめこも入れました。そして、かたい野菜からゆでていきます。
くし型切りのかぼちゃ、乱切りのなす、斜め切りの長ネギを順々に入れました。
灰汁をよくとって、しょうゆ、みりん、日本酒、砂糖で調味します。
りこぼうのぬめりで、少しぬるりとしたきのこ汁ができました。
きのこと野菜の甘みが出て、うまい!身体にもよさそうだ!
自画自賛の秋の風味でした。
晩節の碾割飯ときのこ汁 下平しづ子 (雨月)
(碾割飯とは、米にひき割り麦を混ぜて炊いたご飯のことだそうです。ブログで自慢するなら、きのこ汁の写真をとればよかったな。)
参考文献:『角川俳句大歳時記 秋』 (角川書店)
関連記事