デフレか?イノベーションか?
そもそも私はブランドには興味がありませんし、買い物も必要最低限しかしませんが、品質がよくて、値段も安いものがあれば、買ってみようかな~と思います。
先般旅行した中国では、日本に比べてものの価格は総じて安いのですが、品質やデザインを考えてみると、本当にお買い得と感じられるもの、ぜひ買いたいと思えるものは、私にはありませんでした。
本当は安いものでも、日本人と分かれば価格を高めに設定してしまうようです。一緒に行動していた現地の方が、ある商店で自分の買い物をしたいと言って、我々に、
「5分だけ私から離れていてください。日本人と一緒にいると値段を上げられてしまうから。」
と言っていたのが印象的でした。
本当に品質の良いものや、ブランド品などは日本で買うのと変わらないか、むしろ高いくらいです。
中国から成田空港に帰ってきたときに、電車までに少し時間があったので、何の目的もなく、ふらりと空港内にあったユニクロに入ってみました。
目に飛び込んできたのは、カバンメーカーの製品なら、1万円以上はしそうな、PCの入るビジネスバッグでした。
2,990円で売っているではないですか!
雑誌との共同企画で作った製品のようで、随所に使いやすい工夫が凝らされていますし、とても軽いのです。
これこそ、一番のお買い得商品だ!と思いました。
タグを見てみると「中国製」と書いてあります。
どこどこの国で買えば安い・・・という区分けではなくなっているのです。
本当にお買い得なものは、グローバル企業が生み出しているのですね。
製造、流通過程でどのような苦労があるのか、私にはわかりませんが、安いものだから安いということでないことは確かです。
ものを単純に安くしているのではないのですが、価格は下がっています。これをデフレの引き金というのか?イノベーションなのか?
頭の整理がつかないので、また考えます。
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