杞憂
杞憂とは、無用の心配をすることです。
中国の杞の国に、天が落ち地が崩れて、身の置き所がなくなるのではないかと心配し、夜もられず、食物もろくに食べられない人がいた、という故事からきています。
別の日本語でいえば、取り越し苦労(とりこしぐろう)です。
この世の中、いろいろなことが起こり得るでしょうから、大事にならないための備えは必要です。
しかし、起こってもいないことを想像して、くよくよ心配するのはいかがなものでしょうか。心配をして、頭がそのことばかりになってしまうのは、時間がもったいないです。
私も昔は、経験不足で未熟だったので、杞憂=取り越し苦労ばかりしておりました。いまでは、変な心配はしなくなりました。その時に考えればよいと思うからです。
よいことを想像して、楽しい気持ちになったり、気持ちを高ぶらせたりするのは、とてもよいのですけどね・・・
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参考文献:『三省堂中国故事成語辞典』 金岡照光 (三省堂)
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