学び方には何種類もある

Hitoshi Yonezu

2014年08月25日 10:00

 ドラッカーの『明日を支配するもの』第6章「自らをマネジメントする」より引用いたします。

 学び方には何種類もある。ベートーヴェンのように、膨大なメモをとることによって学ぶ人がいる。スローンは会議中にメモをとらなかった。なかには、自分が話すのを聞きつつ、学ぶ人がいる。あるいは実際に仕事をしつつ学ぶ人がいる。

      P.F.ドラッカー 『明日を支配するもの』 p205より引用


 ドラッカーは「学び方」について『明日を支配するもの』の中の一節をまるまる使っています。学び方とはそんなに重要なものなのでしょうか?

 自らの学び方がどのようなものであるかは、容易にわかる部類に属する。得意な学び方はどのようなものかと聞けば、ほとんどの人が答えられる。では実際にそうしているかと聞けば、そうしている人はほとんどいない。しかし、この自らの学び方についての知識に基づいて行動することこそ、成果を上げるうえでの鍵である。あるいは、それらの知識に基づいて行動しないことこそ、失敗を運命づけるものである。

      P.F.ドラッカー 『明日を支配するもの』 p205より引用


 受験勉強のとき「これならすいすいできるな~」というやり方があったと思います。

 私の勉強の方法は、一通り内容を理解したら、あとは過去問を覚えてしまうまで繰り返し解いていくという方法でした。中小企業診断士の資格をとったときにもこの方法でした。

 いま私が継続的に学んでいるのは「ドラッカーのマネジメント」ですが、講義などで先生の話がおおよそ理解できたら、自分で書き直してみたり、図をつくったりして覚えようとしています。
 
 繰り返すことで頭の中に回路ができます。回路ができると、すらすらと説明できるようになり、忘れることがありません。

 これから学びたいと思っていることもいくつかあります。継続的な学びで脳を錆びつかせないようにしたいです。
 
 みなさまはどのような学び方をされてきたでしょうか? 
 

  


 参考文献:
 『明日を支配するもの』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

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