自らやるべきこと

Hitoshi Yonezu

2013年08月30日 10:00

 P.F.ドラッカーの『非営利組織の経営』より引用します。

 仕事を変え、キャリアを決めるのは自らである。自らの得るべきところを知るのは自らである。組織への貢献において、自らに高い要求を課すのも自らである。飽きることを自らに許さないよう予防策を講じるのも自らである。挑戦し続けるのも自らである。

          『非営利組織の経営』 p215より引用


 すべての責任は自分にあるのだ、ということは明確ですね。

 この文章の前段のp214には次の文章があります。

 「燃え尽きた」とは、たいていの場合飽きたというだけのことである。


 喜びは成果の中になければならない。


 自分を楽しませ、自分を喜ばせ、自分を奮い立たせるのも、自分の責任です。他人がどうであろうと、一義的に自分です。

 現実には、問題が起こるたびに他人のせいにしている人が多いです。のんきなキリギリスのような生活(仕事)をしていて、いざ問題が起こると、あたふたしています。
 
 平常時にいかに自分自身をマネジメントできるか?セルフマネジメントができるかどうか?です。
 
 セルフマネジメントを知り習慣にするにはドラッカーの『経営者の条件』を読むことです。

 『経営者の条件』はドラッカーがセルフマネジメントに絞って書いた唯一の著作です。

 自らをマネジメントするための5つの方法「時間、貢献、強み、集中、意思決定」を教えてくれます。

 ドラッカーというと『マネジメント』が有名ですが、こちらの内容は万人向けではないですし、やや難しく読みずらいです。

 読書会においてはまずは『経営者の条件』から始めています。

  


 参考文献:
 『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

 ”The Effective Executive” P.F.Drucker (Harper Business)
 

 『非営利組織の経営』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

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