何のために成果をあげるか
ドラッカーの『経営者の条件』の終章より引用いたします。
しかし本書が説いてきたことや各章の流れ、そしてそこから得られたものを振り返ってみるならば、エグゼクティブのあげるべき成果についてまったく新しい側面が浮かび上がってくるはずである。すなわち成果をあげることは個人の自己開発のために、組織の発展のために、そして現代社会の維持発展のために死活的に重要な意味をもつということである。
P.F.ドラッカー 『経営者の条件』 終章 p219より引用
ドラッカーについて学んだ4回の合宿(9か月間)が終わり、一つ山を越えた気分になっています。
目の前には仕事上の課題も依然としてたくさんありますし、ドラッカーも勉強会にすぎないと言ってしまえばそれまでですが、真摯に(!)取り組んだからこう感じるのだろうな~、と少しだけ、喜んでいます。
ドラッカーを読んでどうするか・・・・・・成果をあげるのです。
成果をあげるのは個人や組織のためだけではないのです。「現代社会の維持発展のために死活的に重要」なのです。
とてもドラッカー的ですね。
成果というものは組織の内部ではなく、外部にあり、社会と深く関わっています。
仕事の成果がどこまで関係しているか、考えたことがあるでしょうか。
自分の行動が個人や組織のためだけで終わらないのだ、と考えると、たとえ小さな一個人であっても、非常に大きな責任を感じるのです。
参考文献:
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
”The Effective Executive” P.F.Drucker (Harper Business)
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