問題の解決策 2
昨日のブログ「問題の解決策 1」の続きです。
ドラッカーは中小企業にとって最も重要な原則として、考えたり分析したりすることを疎かにしてはならない、といいます。
P.F.ドラッカーの『現代の経営[下]』より引用いたします。
中小企業のトップマネジメントは、年に一週間は、計画や反省のための会議に時間を割く必要がある。しかも、そのような会議は社外で開き、マネジメントの上層部が全員参加することが必要である。
そして、きたるべき五年間において必要とされることに焦点を合わせ、あらゆる領域について目標を設定しなければならない。それらの領域における過去一年間の成果を評価しなければならない。さらには、それらの領域のそれぞれについて、トップマネジメントの誰が責任をもつかを決定しなければならない。
『現代の経営(下)』 p69より引用
計画や反省のために一週間もの間マネジメント層を集めておくことは、うちの会社においてはなかなか難しいです。
年に一、二回の全社的な会議や研修も、なんとかやりくりして、全社を休業にして開催しています。
サービス業であるために、決まった休みがないことと休みが合わないことは仕方がないのですが、それ以前の問題として、そのような会議を、仕事の一部としてスケジュールに組み込んでいないことが問題なのだろうと思います。
大切な仕事として年間の計画と反省を一週間行う!と社長が決めて、予算とスケジュールに組み込めば、会社としてはやるしかないでしょう。
会社の状況によって、一週間は長すぎる場合があるかもしれませんが、そのくらい大切だということです。
区切りなく続けていけば流されてしまいます。
参考文献:
『現代の経営[上]』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
『現代の経営[下]』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
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