体系的な時間の管理

Hitoshi Yonezu

2012年12月18日 10:00

 ドラッカーの『経営者の条件』第2章は「汝の時間を知れ」という題名で、時間の使い方について書かれています。

 まずは自分の時間の記録をとります。それができたら、体系的な時間の管理をすることです。

 体系的な時間の管理とは、時間を浪費する非生産的な活動を見つけ排除していくことで、その方法は三つあるといいます。

 第一に、する必要の全くない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、捨てることである。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。

 第二に、他の人間でもやれることは何かを考えることである。

 第三の方法は、自らがコントロールし、自らが取り除くことのできる時間浪費の原因を排除することである。人は、他人の時間まで浪費していることがある。 

         P.F.ドラッカー『経営者の条件』 第2章 p58-p61より引用


 こう指摘されると、自分は相当時間を浪費しているということを感じます。

 人生は短いです。人生でどれだけのことができるでしょうか。

 浪費している時間を排除する決断をしなくてはなりません。 
  
  


 参考文献:
 『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

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