トップであろうと新人であろうと
ドラッカーの『経営者の条件』 第1章 27pより引用します。
今日あらゆる階層において、意思決定を行う者は、企業の社長や政府機関の長と同じ種類の仕事をしている。権限の範囲は限られている。組織図や電話帳に地位や名前は載っていないかもしれない。しかし、彼らはエグゼクティブである。そしてトップであろうと新人であろうと、エグゼクティブなる者はすべて成果をあげなければならない。
P.F.ドラッカー『経営者の条件』より引用
どんな立場にいる人であろうと、意思決定をする人はエグゼクティブだといいます。
いま、意思決定のない仕事はないといってよいでしょう。
同じことを繰り返す単純な仕事であったとしても、その場に応じて優れた意思決定をすることで、サービスの水準や生産性を上げることができます。
そのとき、誰でもエグゼクティブになり得るのです。
新人だとかトップだとか、地位は関係ないというのがドラッカーの考え方です。
参考ブログ:「成果に責任をもつ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e964931.html
昔は階層によって責任範囲が決まっていて、指示されたことを熱心にやっていればよかったかもしれません。
いまはあらゆる人にエグゼクティブとしての仕事が求められる時代になったのではないでしょうか。
参考文献:
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
関連記事