竹田恒泰さんのご講演をお聞きして

Hitoshi Yonezu

2012年10月17日 10:00

 14日に国際ロータリー第2600地区の地区大会が佐久市で開催され、そのプログラムで竹田恒泰さんのご講演をお聞きしました。

 竹田さんは明治天皇の玄孫で、現在、慶應義塾大学の講師を務められています。

 このブログでも竹田さんのご著書『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』をご紹介したことがあります。

 『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e725484.html

 最近はテレビにもよく出ておられるそうですが、私はテレビを見ないので、どういう人なのかよく知りませんでした。
 本を読んだ限りでは、おとなしそうな印象だったのですが、とても元気のよい方でした。ご講演は熱がこもっていて、大変おもしろかったです。冗談もおっしゃる方です。

 竹田さんのご講演によれば、民族の精神、行動を決めているものは次の三つだそうです。

 自然観 死生観 歴史観


 竹田さんは戦後日本人の歴史観がめちゃめちゃになってしまったことを嘆いておられました。

 中学生や高校生に、日本は現存する最古の国家である、という話をすると、日本はよい国なんだ、と目を輝かせてくるのだそうです。

 最近、わが国には明るい話題が少ないですが、せめて若者には自分の国に自信をもってほしいですよね。そのためには正しい歴史観をもつことが大切です。
 
 明治天皇のお歌もご紹介くださいました。

 敷島の 大和心の雄々しさは 事あるときぞ 現れにけり


 日本人の雄々しい心は平時にはわからないけれども、いざというときにこそでてくるのだ、というお歌です。

 敗戦も、バブル崩壊も、地震も、そのたびごとに本当に大変でしたが、粘り強く克服してきました。

 何度も何度も難しい場面を切り抜けてきた日本です。何があっても乗り越えることができるでしょう。

 竹田さんは古事記を読むことをすすめておられます。
 そういわれてみると、いままで古事記はまともに読んだことがありませんでした。古事記を解説した竹田さんの書籍やDVDが販売されていたので、購入してみました。

 竹田さんのお話をお聞きして、よい一日となりました。

  


 参考ブログ:
 『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e725484.html

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