第10回ビジネス読書会

Hitoshi Yonezu

2011年10月26日 10:00

 すばらしい青空ですね。気持ちのよい朝です。何かよいことが起こりそうな気がします。

 日ごろはたいへんお世話になっております。誠にありがとうございます。

 今朝は第10回ビジネス読書会が開催されました。

 課題図書は、ヤマト運輸元会長の故小倉昌男さんの『小倉昌男 経営学』でした。

 この本は1999年10月に初版第1刷が発行され、いまでは33刷まで発行されているそうです。12年にわたって売れ続けていますし、アマゾンなどの書評を見ても非常に評価の高い本です。名著といってよいでしょう。

 私の手元にあったのは2004年6月の18刷で、2005年5月10日に読んだ記録が残っていました。

 正直に申しますと、そのときにはそれほどまでに感ずるところがなかったので、今回読書会の課題にしてメンバーの皆さんと感想をシェアしよう、と思ったのです。

 6年ぶりに読んでみましたら、自分の成長もあったせいなのか、共感し理解しながらスラスラ読むことができました。

 この本で私がもっとも感動したのは、小倉さんが宅急便を始めるにあたって決断した「サービスが先、利益は後」という考え方です。

 最近、ある先生から「先感動、後効率」(さきかんどう、あとこうりつ)という言葉を教えて頂いたのですが、そのことと同じことを小倉さんが述べていたのです。
 
 読みやすい本ではないですし、古い本ですから、課題図書にならなければ読まなかった、という人も多かったです。
 
 しかし、全員が好意的に評価し、参考になった、と述べておられました。

 歴史にさらされて生き残ってきた本は強いです。いまでも通じる経営の神髄です。

 ぜひご参考になさってください。

 引き続き、ビジネス読書会へのご参加をお待ちしております。現在8名(男性5人、女性3人)のメンバーで開催しております。(詳細はこのブログの右の欄をご覧ください。)

 

 参考文献:『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
 

 いままでの課題図書
 1月 『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
 2月 『あたらしい戦略の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 3月 『挫折力』 富山和彦 (PHPビジネス新書)
 4月 それぞれの好きな本の持ち寄り
 5月 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
 6月 『成長するものだけが生き残る』 上原春男 (サンマーク出版)
 7月 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
      『君に成功を贈る』 中村天風 (日本経営合理化協会)の2冊
 8月 『成功は一日で捨て去れ』 柳井正 (新潮社)
 9月 『成功の法則92ヶ条』 三木谷浩史 (幻冬舎)
 10月 『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
 

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