第41回 ビジネス読書会
今朝は第41回ビジネス読書会を開催しました。13名の方にご参加いただきました。
朝食はトースト、ベーコン、スクランブルエッグ、ソーセージ、野菜スープ、サラダ、OJ、牛乳、コーヒーでした。
課題図書はTさんの選んでくださった『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説』です。
ザッポスとは、アマゾンに買収されましたが、アメリカの靴のネットショップです。
以下のような感想が出されました。私のメモ書きです。
マズローの欲求5段階説・ハーズバーグの衛生理論
色々な人の中で成長していくのが大切だ。
レイヴ PLUR
変化に臆病にならないで変化を歓迎する態度をもちたい。アメリカっぽいなあと感じた。
自分の境遇と重ね合わせて考えてみた。シェイさんはフットワークが軽い。変化を起こしていかねばならないが、そこに壁がある。営業をすることが億劫になることがある。変化を受け入れ変化を推進することを自分も行えたらいいと思った。
表紙の写真のシェイさんはフランクな感じで、素晴らしい会社をつくった人という感じがしない。9歳のときにミミズ牧場で儲けようとしたことがすごい。悲壮感がない。簡単に難局を乗り越えているように思える。ぶれない軸足があるからではないか。いまの日本の大企業が忘れてしまったことではないか。ワオ!がいいと思った。買収されても悪い状態にならないところもすごい。
靴をネットで買う人がいるのか?と思った。それを口コミだけで広げるのがすごい。
顧客第一主義というが、マニュアルがないことはいいものかどうなのか。
あなたにとってのザッポスカルチャーをまとめること。自分の会社のカルチャーは何かと考えた。
「あなたの人生のゴールは何ですか?」自分で考えてみたが、難しい問題だと思った。ここを見つけられば、と思った。そして「なぜ」を突き詰めていくと幸せにつながっていくのか。
p200 コアコンピテンシーをアウトソースしてはいけない。
社員が少なくなっていくと、社風や文化が浸透していかなくなる。自由度もなくなる。昔は楽しい会社だったのに、最近はつまらなくなってしまった。
p215 長期的にお客の心に残る些細なことが結局は大きな利益を生む・・・・・・自社ではできていない。
変化の波に乗り切れないと、会社は存続できないと思う。
2,3時間で一気に読んだ。
p312 コアバリューに社員全員が取り組むということ。コアバリューが連帯感を生む。
自社ではコアバリューの部分が弱いので強くしたいと思っていた。
p402 「目的を持って歩むと、必ず運命にぶつかる」 バーティス・ベリー
昔はインターネットで物を買う習慣はなかった。
お客の手元に届いたときに、商品以上のものを届けなくてはいけないと思っている。
仕事と生き方が密接につながっていると考えている。何かを捨てて何かを取る。
p340 「知識を求めると、次第に何かが増えていく。道を求めると、次第に何かを捨てていくことにつながる」老子
p117 ポーカーを企業に生かした事例が面白かった。
ザッポスがアマゾンに買収されるときの利益が1%しかなかった。それなのに目をつけたのは先見性があったと思った。
既存顧客を大切にするという姿勢がすばらしい。いまの通信業界はどうだろうか。
コアバリューにあった人と仕事をしたいという考え方が素晴らしい。自分のチームでは同じベクトルをもっていたい。
お金とは関係のないところが楽しかったことだった。つながりを持ちながらチームで何かをやりとげたとき。
理想のリーダーシップ・・・サーバントリーダーシップ、周りの人々が力を発揮できるようなリーダーシップ。
聞くことが大切。目の前の仕事に忙殺されると聞くことがおろそかになる。
変化に挑戦しないと先にすすめない。
このキーワードは何か?ワオ!だと思った。この本には37回ワオ!が出てきた。
p250 「公開丸坊主の日」の始まり
ワオ!なことをしていきたい。
ドロップシップ方式からの転換
自社のコアコンピテンシーが何かを考えたい。
危機的な状況でもキリマンジャロに登りに行ってしまう決断。
今回から、私は意見発表はしないで司会に徹することにしましたので、会の進行がとても楽になりました。
気づきが大きかった本です。私も人をワオ!と言わせることをもっとせねばならないと思いました。
○○したら幸せになれる・・・・・・という幸せは長続きしないということが述べられていますが、その通りだと思います。
この本によれば、長続きする幸福感は、快感、情熱、目的です。こうしたら・・・あれできたら・・・という幸せ願望は、狭い世界観です。
曇り空ですがみなさま元気に出社されていきました。
よい一日をお過ごしください。ありがとうございます。
次回は6月17日火曜日6時30分より開催します。課題図書は『こころの処方箋』です。初めての方も歓迎いたします。
第41回ビジネス読書会 課題図書:
『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説』 トニー・シェイ (ダイヤモンド社)
第42回ビジネス読書会 課題図書:
『こころの処方箋』河合隼雄著(新潮文庫)です。
いままでの課題図書
平成23年
1月 『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
2月 『あたらしい戦略の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
3月 『挫折力』 富山和彦 (PHPビジネス新書)
4月 それぞれの好きな本の持ち寄り
5月 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
6月 『成長するものだけが生き残る』 上原春男 (サンマーク出版)
7月 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
『君に成功を贈る』 中村天風 (日本経営合理化協会)の2冊
8月 『成功は一日で捨て去れ』 柳井正 (新潮社)
9月 『成功の法則92ヶ条』 三木谷浩史 (幻冬舎)
10月 『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
11月 『はじめての課長の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
12月 『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
平成24年
1月 『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』 稲盛和夫 (日経BP社)
2月 『経綸のとき 近代日本の財政を築いた逸材』 尾崎護 (文春文庫)
3月 『希望のしくみ』 養老 孟司 アルボムッレ・スマナサーラ (宝島社)
4月 『その他大勢から抜け出す仕事術』 堀場雅夫 (知的生き方文庫)
5月 『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
6月 『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫 (WAVE出版)
7月 『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 (幻冬舎)
8月 『成毛眞のマーケティング辻説法』 成毛眞 (日本経済新聞社)
9月 『いのち輝くホスピタリティ』 望月智行 (文屋)
10月 『こうして会社を強くする』 稲盛和夫 (PHPビジネス新書)
11月 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』 柳川範之 (日本経済新聞出版社)
12月 『こうして会社を強くする』(稲盛和夫著、PHPビジネス新書)
平成25年
1月 『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』
田村耕太郎 (マガジンハウス)
2月 『スモールイズビューティフル』 E・F・シューマッハー(著) (講談社学術文庫)
3月 『2022―これから10年、活躍できる人の条件』 神田昌典 (PHPビジネス新書)
4月 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャー・インスティテュート(著) (大和書房)
5月 『営業マンは断ることを覚えなさい』 石原明 (三笠書房 知的生き方文庫)
6月 『年収が10倍になる!魔法の自己紹介』 松野恵介 (フォレスト出版)
7月 『世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方』
原マサヒコ (扶桑社)
8月 『二十一世紀残る経営、消える経営』 大久保寛司 (中央公論新社)
9月 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎夏海 (ダイヤモンド社)
10月 『合理性を越えた先にイノベーションは生まれる』
金子智朗 (クロスメディア・パブリッシング)
11月 『ディズニーの魔法のおそうじ』 我孫子薫 (小学館101新書)
12月 『不格好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子 (日本経済新聞出版社)
平成26年
1月 『成長から成熟へ さよなら経済大国』 天野祐吉 (集英社新書)
2月 大雪のため休会
3月 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 見城徹 藤田晋 (講談社+α文庫)
4月 ビブリオバトル
5月 『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説』 トニー・シェイ (ダイヤモンド社)
6月 『こころの処方箋』 河合隼雄 (新潮文庫)
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