第33回 ビジネス読書会
今朝は第33回ビジネス読書会を開催しました。8名の方にご参加いただきました。
朝食のメニューは、チキンクリームチュー、サラダ、パン、デザート、OJ、コーヒーでした。
課題図書は岩崎夏海さんの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です。累計255万部も売れたという大変なベストセラーですね。ブームが落ち着いたいまだからこそ、この本を読み真価を問う価値があります。Mさんが選んでくださいました。
以下のような感想が出されました。
悔しいけど面白かった。
顧客はだれか?と問うところが興味深い。
あるホールディングス会社では子会社を顧客と考えている。
マネジメント技術のラインを明確に分けている会社がある。
昔買ったまま読んでいなかった。
p181 真摯さとは?
p205 結果ではなくプロセスを大切にするのは真摯さに欠ける
真摯さとはなにか?一生懸命取り組むことだけを指しているのではないのでは?
p204 仕事ではなく成果のために働く
結果の出ない努力は自己満足だが、結果だけを求めてもだめだろう。このバランスはどうなのだろう?
読み物としておもしろかった。
選手を顧客と位置付けるのはどうなのか?
真摯さとはどういう意味なのか?
エピローグ みんながしてもらいたいような野球をしたい。
2010年3月に買ったまま読んでいなかった。
ドラッカーの本を読んでからこれを読んだからおもしろかった。3年前に読んだら面白と思えなかっただろう。
顧客とはだれか?マーケティング、お見舞い面談
組織としての顧客、部としての顧客、個人としての顧客、最終的にそれぞれを組織の顧客として結びつける。
p95 通訳としてのマネージャー
上司の言葉を訳そうとしている。スタンドプレーよりもチームプレーの方がいいと教え込まれてきた。自分はマネージャーか、捕手か考える。専門家としての通訳となる。
自分は発行当時買ってすぐに読んだ。
野球のマネージャーと、ビジネスマネージャ―をひっかけたところがおもしろい。
p142 静的な経済には企業は存在しえない。企業が存在しうるのは成長する経済のみである。ここはどう考えたらよいか?
顧客の定義・・・うちの会社の顧客はなんだろうか?
p119 成長は準備が必要である。
課題にならなければ読まなかっただろう。おもしろかった。
社会人になって人をどう活かすかを考えている人がおおからこの本が売れたのではないか。
エピローグはない方がよかった。エピローグで出てくる質問は、高校生の質問には思えない。
無理のある設定もあった。
一人一人の力を引き出すようなマネジメントをしなくてはならないと思う。
昔はドラッカーに興味がなかった。昨年からドラッカーの本を読み始めて、自分と結びつけるためにこの本を読んでみることにした。
みなみの特徴はこうどすること。まずやってみて後から考えてみる。
マネージャーは通訳というのが納得できる。組織の中の人の強みを生かす。責任をもたせる。
一つの言葉に対して深く追求する読み方をしている。考えすぎてしまって前に進まなくなることがある。
ドラッカーを自分の仕事に落とし込みたい。
真摯さとはなにか?
当たり前のことを当たり前にやる姿勢ではないか?納得して組織に向かわせること。
真摯さ・・・まじめに取り組む姿勢
結果を出すということに対する真摯さではないか?
結果に対して真摯に取り組んでいるかどうか?
情に流されないで誠実であること。
その人を信用できるか?人間的なものが条件ではないか。
真摯に取り組むこと。部下がついてくるようなひたむきさ。
静的な経済で企業は伸びるのか?
変化に対応すればいい。
成長が必要だ。
いまの日本は静的経済だ。イノベーションを起こさなくてはならない。
景気が悪くてもいい業界はある。新しいトレンドが出てくる。成長しなくても変化することだ。
資源を変化させる組み合わせを選んでいく。
未来に希望をもてるような働きかけをする。
2010年に読んだときには、少し「上から目線」で読んでいましたが、いま読むと結構深い面があることが分かりました。時間があれば、参加者のみなさまともっとドラッカー談義をしたかったです。
次回の課題図書は金子智朗著『合理性を越えた先にイノベーションは生まれる』(クロスメディア・パブリッシング)です。
初めての方のご参加もお待ちしております。毎回でなくても来られるときだけ参加するのも可能です。
ありがとうございます。
第33回ビジネス読書会 課題図書:
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎夏海 (ダイヤモンド社)
いままでの課題図書
平成23年
1月 『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
2月 『あたらしい戦略の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
3月 『挫折力』 富山和彦 (PHPビジネス新書)
4月 それぞれの好きな本の持ち寄り
5月 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
6月 『成長するものだけが生き残る』 上原春男 (サンマーク出版)
7月 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
『君に成功を贈る』 中村天風 (日本経営合理化協会)の2冊
8月 『成功は一日で捨て去れ』 柳井正 (新潮社)
9月 『成功の法則92ヶ条』 三木谷浩史 (幻冬舎)
10月 『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
11月 『はじめての課長の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
12月 『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
平成24年
1月 『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』 稲盛和夫 (日経BP社)
2月 『経綸のとき 近代日本の財政を築いた逸材』 尾崎護 (文春文庫)
3月 『希望のしくみ』 養老 孟司 アルボムッレ・スマナサーラ (宝島社)
4月 『その他大勢から抜け出す仕事術』 堀場雅夫 (知的生き方文庫)
5月 『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
6月 『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫 (WAVE出版)
7月 『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 (幻冬舎)
8月 『成毛眞のマーケティング辻説法』 成毛眞 (日本経済新聞社)
9月 『いのち輝くホスピタリティ』 望月智行 (文屋)
10月 『こうして会社を強くする』 稲盛和夫 (PHPビジネス新書)
11月 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』 柳川範之 (日本経済新聞出版社)
12月 『こうして会社を強くする』(稲盛和夫著、PHPビジネス新書)
平成25年
1月 『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』
田村耕太郎 (マガジンハウス)
2月 『スモールイズビューティフル』 E・F・シューマッハー(著) (講談社学術文庫)
3月 『2022―これから10年、活躍できる人の条件』 神田昌典 (PHPビジネス新書)
4月 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャー・インスティテュート(著) (大和書房)
5月 『営業マンは断ることを覚えなさい』 石原明 (三笠書房 知的生き方文庫)
6月 『年収が10倍になる!魔法の自己紹介』 松野恵介 (フォレスト出版)
7月 『世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方』
原マサヒコ (扶桑社)
8月 『二十一世紀残る経営、消える経営』 大久保寛司 (中央公論新社)
9月 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎夏海 (ダイヤモンド社)
10月 『合理性を越えた先にイノベーションは生まれる』
金子智朗 (クロスメディア・パブリッシング)
11月 『ディズニーの魔法のおそうじ』 我孫子薫 (小学館101新書)
関連記事