今朝は読書会でした。

Hitoshi Yonezu

2012年05月23日 10:00

 今朝は第17回ビジネス読書会が開催されました。参加者は10名でした。

 課題図書はTさんが選んでくださった内館牧子さんの『夢を叶える夢を見た』です。

 この本は人生の「夢」という爆弾を爆発させるか、不発弾で終わらせるか、双方の生き方を取材したノンフィクションです。

 参考ブログ:
 「『夢を叶える夢を見た』を読んで」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1010892.html

 「飛び出してみたら」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1015343.html

 生き方を問う重い本です。みなさんの感想を伺うと、ほとんどの方が、飛ぶべきか?とどまるべきか?悩んだことがあるようでした。

 感想の一部をご紹介します。

 読んでいてつらくなった。

 いま、いい人生を送っていると言えるのか疑問だ。

 飛ばなかった人はつらいだろう。

 若いころにはなりたい自分というものは決まっていなかった。

 成り行きに任せてここまで来てしまった。

 大企業にいた時に先が見えてしまったので、飛び出した。

 ベストを尽くしているのか?と問われた気がした。

 独立するまでの自分は高飛車だった。

 自分で決めて飛び出した人は後悔していない。

 できるかできないかより、やるかやらないか、だ。

 不透明だからこそ仕事もおもしろい。

 将来のビジョンが見えないから迷ってしまう。


 今日の読書会で分かったことは、若い頃から自分がどうしたいかを分かっている方は少ないということです。

 今日のメンバーの中の一人の方は「30歳まではやりたいことをやると決めていた」そうですが、その他の人は漠然としたもので、飛び出すかどうかを迷っていました。

 それでもその中で何とかやりくりしてきて、乗り越えてきているのがいまの人生だということです。

 読書会を通じていろいろな方と話をして共感をもったり、反感を覚えたりするこの瞬間も、生きるということそのものです。参加し、話を聞き意見を述べることで人生の一部が形づくられるわけです。

 次回のビジネス読書会は6月20日午前6時30分より上田市のささやにて開催いたします。課題図書はKさんの選んでくださった『働く君に贈る25の言葉』 (佐々木常夫著)です。

 初めての方のご参加お待ちしております。

 課題図書:『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫 (WAVE出版)
 

 
 
  


 参考文献:『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
 

 

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