『カネはアンティークコインにぶちこめ!』を読んで

2012年05月17日

 加治将一さんのご著書『カネはアンティークコインにぶちこめ!』を拝読いたしました。

 加治さんは1948年札幌生まれ、米国でビジネスを手掛け、帰国後、執筆活動に入られたそうです。メンタル・セラピー小説『アルトリ峠』、坂本龍馬暗殺犯を特定した『龍馬の黒幕』、歴史ミステリー『幕末維新の暗号 上・下』など、ご著書はたくさんあります。

 この本は、投資の対象としてアンティーク・コインの購入をすすめる内容です。

 私は小学生の頃、切手や切符を収集しておりました。あの頃、切手とコインは同じお店で売られていました。

 私は高校生になり、大学生になり、切手には興味がなくなってしまいました。集めた切手はどこへいってしまったのでしょうかね・・・・・・
 
 この本を手にとったのは、コインの収集というのが懐かしい感じがして、興味がわいたからです。

 男性は金属できたものが好きなんですよね。でも、金地金や純粋な金貨ではおもしろみがありません。

 ゴールドは愛せないが、コインは愛せる。
 この違いはなにかというと、コインにはご主人様のためにずっと頑張ってきたという歴史がしみ付いているからではないでしょうか。 

           『カネはアンティークコインにぶちこめ!』より引用

 
 この気持ちはなんとなく分かる気がしました。

 アンティーク・コイン投資の長所は次の六つだそうです。

 ① コインの数は減り続けるので値が上がる
 ② 投資予算が自由自在
 ③ 価格が安定している
 ④ いつでもおカネに換えられる
 ⑤ 所有税などの維持費がゼロ
 ⑥ 重宝する形状
 ⑦ コイン収集は人間の本能

            『カネはアンティークコインにぶちこめ!』より引用


 本の帯には「コイン年金のススメ」とまで書いてありますが、コインが投資になるのかどうかは、私にはよく分かりません。みなさまどうか研究なさってご判断ください。
 
 この本にはいろいろなコインが写真入りで紹介されています。一枚で3000万円もするコインもあって、そういうのを見るのもおもしろいですよ。

  


 参考文献:『カネはアンティークコインにぶちこめ!』 加治将一 (東洋経済)
 
  

 米津仁志 at 10:00  | 読書感想 投資

『夢を叶える夢を見た』を読んで

2012年05月16日

 内館牧子さんの『夢を叶える夢を見た』を拝読いたしました。

 内館さんは1948年秋田県生まれ、どなたでもご存知の大変有名な脚本家です。数々の話題作の脚本を手掛けただけでなく、横綱審議委員としてもご活躍されました。

 この本は私が主宰しているビジネス読書会の5月の課題図書です。
 Tさんが選んでくださいました。「生き方を問う重い本ですが皆さんのご意見を聞いてみたい」とのTさんの弁でしたので、どんなことが書いてあるのだろうと楽しみに読みました。

 「夢という爆弾」を爆発させて死ぬ人と、爆発させることなく「夢の不発弾」を抱えたまま死ぬ人がいます。
 この本は内館さんがそれぞれの立場の人に対面取材をして、人生どう生きるべきかを問うノンフィクションです。
 
 内館さん自身が三菱重工でOLをしているときに脚本家に転身したという経緯があるので、このようなテーマが書けたのかな、と思いました。

 私もかつては大企業の一社員だったときがあり、そのときにはいろいろなことを考えて悶々としていました。いまの会社を継承しようとしたときもしばらくは迷いがありました。

 『夢を叶える夢を見た』より引用します。

 私が「OL時代は、自分の墓碑銘を見ているようだったわ」と、幻冬舎社長の見城徹に言うと、彼は断言した。
 「それに吐き気をもよおすか、もよおさないかですよ。そこまで多感かどうかってことですよ」
 私の男友達は、いまもサラリーマンを続けているが、名前を出さないということを条件に次のように言った。
 「企業というものは、ものすごくうまくシステムがてきてるんだよ。吐き気をもよおさない程度にうまく飼いならすシステムがね」

                    『夢を叶える夢を見た』より引用


 企業を経営する立場からすると、この言葉には少し驚きました。大企業にはこういう部分があるのでしょうかね。

 私は「吐き気をもよおさないように飼いならす」などと思ったことはありませんし、むしろ企業をもっと自己実現の場として活き活きと使ってほしいと考えています。

 大企業に所属している方は組織のどこかにいることさえできれば安全なのでしょうが、中小企業となるとそうはいきません。全員が面となり一丸となって戦わなくてはならないからです。
 
 組織で大活躍してやがて独り立ちしていく人がいるでしょう。ずっとこの企業にいて盛り上げてくれる人がいるでしょう。また次の新しい力も入ってくるでしょう。
 
 経営者としては、そういう風通しがよくて、従業員を成長させることができる場をつくらねばならないのだ、と思います。

 あまり本の感想になりませんでしたが・・・・・・

  


 参考文献:『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
 

  

 米津仁志 at 10:00  | 読書感想 人生

『やってはいけない筋トレ』を読んで

2012年05月15日

 坂詰真二さんのご著書『やってはいけない筋トレ』を拝読いたしました。

 坂詰さんは1966年新潟県生まれ、NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト、公認パーソナルトレーナーです。株式会社ピープルなどに勤務されたのち、1996年に独立し「スポーツ&サイエンス」を主宰されています。

 私は今年からスポーツジムの会員になったのですが、多忙のため、月に二、三回しか利用できておらず、会費は無駄になっていますし、体はなまるばかりです。
 
 スポーツジムに行く時間がとれたときには、せめて正しい方法で効率よく筋トレを行いたいと思い、この本を手にとってみました。

 この本には自宅で行える「自体重トレーニング」が写真入りで詳しく解説されています。「自体重トレーニング」は、特別な器具を使うことなく椅子さえあれば家で行えるものです。

 後半の章には、マシントレーニング種目と順番についての解説もあり、これらについてはジムで活用できそうです。

 筋トレの基礎理論については私の常識を変えるようなことがたくさん書いてあり、驚きました。

 筋トレは毎日すべきか?ということについて。

 休養を与えて廃棄物を処理し、同時にエネルギー源となるブドウ糖や、筋肉の元となるアミノ酸を供給することで、筋肉が元のレベルより太くなる仕組みを「超回復」といいます。
 超回復に要する時間は48時間から72時間といわれており、一回筋トレをしたら次の筋トレまで2日明ける必要があります。だから筋トレは週に2~3回が適当なのです。

                 『やってはいけない筋トレ』より引用


 なあんだ、毎日やらなくていいんだ!

 筋トレは力任せに回数を多く行えばいいのか?ということについて。

 筋肥大させるには重りを10回持ち上げてもあと2回は持ち上げられるぐらいの力、つまり筋肉が出せる力の70~80%程度の負荷を与え、これに抵抗しながら10回前後、動作を反復することが必要です。

                 『やってはいけない筋トレ』より引用


 筋トレはやみくもに数をこなすことではないのです。15回以上の筋トレは意味がないそうです。

 大学のワンダーフォーゲル部で、また社会人になって消防団でポンプ操法の競技をしていたとき、先輩や指導員の指示に従って、一時間から二時間にわたり、スクワット、腹筋、腕立て伏せなど厳しい筋トレを何百回もやらされました。

 あれは筋肉を増強させるためではなくて、精神面を鍛えてもらっていたのだ・・・・・・と納得しています。

 ちなみにお腹ポッコリについてはこんなことが書いてありました。

 お腹ポッコリは過剰な内臓脂肪の増加が原因です。腹筋運動を頑張るよりも、まずはエネルギー収支を赤字にして内臓脂肪と皮下脂肪を減らせば、自然とお腹は凹みます。

                  『やってはいけない筋トレ』より引用


 とのことです・・・・・・

 筋トレをして健康な身体をつくりたいと思っている方はぜひ読んでみてください。

  


 参考文献:『やってはいけない筋トレ』 坂詰真二 (青春出版社)
 
  

 米津仁志 at 10:00  | 読書感想 健康

『勝ち続ける意志力』を読んで

2012年05月14日

 梅原大悟さんのご著書『勝ち続ける意志力 世界一プロゲーマーの「仕事術」』を拝読いたしました。

 梅原さんは1981年青森県生まれ、日本人で初めて「プロ・ゲーマー」という職種を築いたプロ格闘ゲーマーです。「最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」として、ギネス・ワールドレコードにも認定されているそうです。

 そう説明しても、一般の大人の方は「ゲームにプロってあるの?」「ゲームって子供の遊びじゃないの?」と思われることでしょう。私もこの本を読むまではそう思っていました。

 しかし、客観的に考えてみれば、将棋も、囲碁も、麻雀も遊びの側面はある訳で、そういうなら野球もサッカーも同じこと、ゲームだけはが供の遊びだと区別してしまうのはおかしいのではないか、ともいえます。

 梅原さんはこの本で自らの生い立ちを赤裸々に語っていますが、ゲームの勝負師として日々真剣に生きているということが伝わってきます。

 いままでの対戦の中で最も有名なものは「背水の逆転劇」と呼ばれ、アメリカ人のゲーマーを相手にあと一撃で負けるという状態から時間ぎりぎりで奇跡の逆転をした戦いです。検索すればYouTubeで見ることができます。
 聴衆の応援も盛り上がって、本当の格闘技を見ているかのようにドキドキします。みなさんもご覧になってください。

 『勝ち続ける意志力』より引用します。

 これまでの経験から、諦めなければ結果が出るとは言い切れない。だが、諦めずに続けていれば人目が気にならなくなる日が来るのは確かだ。そして、人の目が気にならない世界で生きることは本当に楽しい、と確信を持って断言できる。
 努力を続けていれば、いつか必ず人の目は気にならなくなる。

                     『勝ち続ける意志力』より引用


 私もどちらかというと変わっている人間の部類に入ると思いますが、いくらユニークで変わっていたとしても、人の目が気になっているうちは雲の中から抜け切れていないということです。

 イチローも松井も変わっていると思いますが、人の目なんてまったく気にしていないと思います。

 ほとんどの一般の人は変わっていることをおもしろおかしく取り上げ、自分たちと同じように行動することを要請してきます。

 梅原さんの述べるように、人の目は気にしないで、抜けきってしまったほうがどれだけ楽しいことでしょう。

 戦後から人口増加と高度成長の坂をかけ上がってきた日本ですが、いまやまったく逆回転が始まっているのです。上り坂と下り坂、同じことをしていたのでは乗りきれません。

 新しい価値観を認めていくべきでしょう。梅原さんは世界中のゲーマーから尊敬されているそうです。これも文化の輸出の一つです。

 こういうのもあり、と思いませんか。

  


 参考文献:『勝ち続ける意志力』 梅原大悟 (小学館101新書)
 
  

 米津仁志 at 10:00  | 読書感想 人生

基本に立ち返れ

2012年05月13日

 日本マクドナルド会長兼社長兼CEOの原田泳幸さんの『勝ち続ける経営』より引用します。

 私が就任してから今日まで、7年連続マイナスから7年連続プラスになりましたが、このときに行ったことをひと言で表わすならば、「基本に立ち返れ。基本以外は何もするな」だったのです。 

                 原田泳幸著『勝ち続ける経営』より引用

 
 原田さんが社長に就任した最初の年は、QSC以外をまったくやらないで業績をプラスに転じさせたそうです。

 QSCとはQuality(クオリティ)、Service(サービス)、Cleanliness(クレンリネス)の頭文字をとったもので、飲食店経営の基本中の基本です。
 日本マクドナルドではここにV(Value:総合的な価値ある食事体験)を加えて、QSC&Vと呼んでいるそうです。

 飲食店がQSCを徹底させようとすることについてはその通りだと思います。QSCは基礎であり構造でありとても大切なものです。私も社員には常にQSCを言い続けています。

 昨今はマーケティングの手法で集客することばかりを考えるような風潮もあります。それは後の後の話です。まずは足元をしっかり見つめたいと思います。

  


 参考文献:『勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論』 原田泳幸 (朝日新聞出版)
 

 参考ブログ:
 「社長の命題の発見のために」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1000762.html

 「価値を上げ続ける経営」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e999859.html 

 「失敗を失敗で終わらせない」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e957020.html

 「『とことんやれば、必ずできる』を読んで」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e956591.html

 「マクドナルドの商法」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e756430.html
  

 米津仁志 at 10:00  | 読書感想 経営書

お知らせ
米津仁志
 ささや株式会社の社長のビジネス読書ブログです。
 ビジネス読書会のご案内です。
 毎月一回、決められた書籍を読了したうえで、それぞれの感想や意見を交わし合う会です。
 この会の目的は、人生を豊かにする読書、読書を通じたビジネスの成功、人格の向上、前向きで勉強好きな仲間の輪の創造です。
 参加資格は何らかの仕事に携わっておられ、読書を通じて人生を豊かにしたいと思っている方です。また参加する方には、決められた本を読んでくること、読書会に参加すること、自分の意見を発言すること、の3つをお願いしたいと思います。職業上の地位は問いません。参加者全員が師です。
 第17回目は5月23日水曜日午前6時30分より開催します。
 課題図書はTさんの選んでくださった『夢を叶える夢を見た』 内館牧子著 (幻冬舎文庫)です。  
 ビジネスの本ではないですが、充実した人生とは何か?を問う重い本だそうです。この本についてみなさまのご意見を聞いてみたい、とのTさんの弁です。
 場所は上田市中央2-15-12 「ささや」です。参加費は1,000円です。
 参加希望の方、ご質問のある方は、この欄の下の方にあります「オーナーへメッセージ」から、米津までメールでご連絡くださいませ。新しい参加者の方をお待ちしております。
人生を豊かにするおすすめBOOKSHOP http://astore.amazon.co.jp/shachouinshin-22
さらに詳しいプロフィールはこちらからご覧ください
ささや
長野県上田市 法事・法要・会席料理 信州上田ささや
< 2012年05>
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